2020/11/20の日記
今日はちょっと工具の話と愚痴が多くなる。
読み飛ばしマーカーをつけるので、読み飛ばしてもらって構わない。
ちなみに、僕の記憶では今日は木曜日だった。僕の木曜日はどこへ消えたの。いや、水曜日かな…。
朝9時にアラームをセットし、9時、9時5分、9時10分、9時15分、9時47分に起床。どうもダメだ、9時半より早くには起きられねえ。歩く自堕落。
眠い目を擦りつつ部屋から出ると既に一雨あった雰囲気だった。路面は濡れていたし、空は厚い雲に覆われていた。
珍しく朝食を食べる。冷食を温めただけだが。その間天気予報を確認し、12時からの降水量が0mmだということを知る。
10時半ごろから本格的に作業を開始する。作業というのは、台所に置く棚の製作だ。設置条件が特殊すぎて自作することになった。
今日は側板に穴をくり抜く作業。糸鋸を持っていないので、挽廻鋸で開けた穴をトリマーを使って仕上げる。
持っているテンプレートがどうにも使えないサイズ感の穴なので、やむなく四角い穴の一辺ずつを直線掘りで仕上げることになった。ファルカタやMDFの薄板を切って短冊を作り、それをガイドにして一周回して仕上げたほうが早くてきれいだったろうことは、作業を開始してから気付いた。バカ。
※読み飛ばし可能・ここから※
突然だが僕が使用しているトリマーはボッシュ製のPMR500というモデルだ。近所のホームセンターで安く買った(たしか1万円強だったと思う)。安物を買って悪口を言うのは流石に気が進まないのだが、製品として世に出ている以上看過できない部分がいくつかあるので羅列する。もし諸賢がトリマーを購入する予定があるなら、参考にしてほしい。
PMR500は同価格帯のトリマー達の中ではハイパワーでトルクも十分、ちゃんとしたビットを取り付ければ大方の切削はこなせるモデルだとは思う。それに、アルミ製トリマーベースにトリマー本体を固定して、ネジで切り込み深さを微調整できる機能がついている。
しかしね、しかしだよ、トリマーベースにトリマー本体をロックすると、刃軸がぶれるのはいただけない。
作業中、切り込み深さを大雑把に調整したい場合はロックを解除するのが常道だと思うが、このロックを解除すると刃軸がぶれるのだ、このモデルは。
つまり何が起こるかというと、作業面から近い場所で調整すると予期せぬ彫り込みが発生し、テンプレートガイドを使っているとテンプレートガイドの内側を削り飛ばしてしまう。
この仕様に気付いたときは唖然とした。ロック/アンロックで軸がぶれたら、ロック機能の意味がないだろうと思うのは僕だけだろうか。
そしてこのテンプレートガイドというやつがまたくせ者なんだ。金属パンチで作られているんだが、とにかく精度が低い。
昔使っていたトリマーはリョービのかなり古いモデルだったが、流石にテンプレートガイドのセンターが出ていないということはなかったぞ。同じ金属パンチなのに。
幸いにしてトリマーベースの精度も甘いので(幸いではない)、ロック/アンロックを繰り返しても干渉しないギリギリのところで固定することは出来る。でもこれは精神衛生上非常によろしくないんだよなあ。
インターネットを見る限りだとボッシュのルーターガイドが同じ規格で高精度らしいが、あえなく生産完了品でございます。インターネットは無力である。インターネットのバカ!コーディエ!マテオ!ドリス!ヘルウェグ!トンキン!
トリマーベースにも(勿論)難がある。
アルミ製で堅牢なのが売りらしいが、国内メーカーの樹脂製トリマーベースに慣れていると、作業箇所が暗く、一方向からしか見えず、テンプレートガイドを付けているとほぼ何も見えないこのベースを使うことは、もはや純粋な恐怖である。暗闇の中で毎分2万回転で刃がブン回ってるんだぜ、恐怖以外の何物でもない。切り込み深さ調整のネジも重たいし…。
そもそも、僕は樹脂製トリマーベースの精度が低いとか、脆いとか思ったことはない。前述のリョービのトリマーを使っていた3年の間、壊したこともない。大体脆いという指摘をする人は、ネジを締め込みすぎなんですよ。あんなもん止まる程度でええんや。親の仇みたいに締め込んだらそら割れますよ。樹脂だもん。あとは消耗品と割り切るとか。
本機のベースはパッチンタイプのストッパーロックがついている。起こし金がついてるやつね。まあ詳細は検索してくれれば分かると思うけど。
このストッパーロックの片端のナットが振動によって緩み、そして脱落するんだよ。
これは恐怖だった。本物の恐怖を味わった。言ってみれば、飢えた猛獣の首輪が突然外れるようなものだ。毎分2万回転ぞ。トリマーガイドが脱落しなかったのが幸いだった。
慌ててネジ止め剤を塗り、それからは一度も脱落してないので最初からそうすればよかったのだが…でも、リョービのトリマーではそんなこと起こらなかったし…。
あとはよく言われるように、電源コードが非常にごつい。巻き癖は直らないわ、重さでトリマー本体が引っ張られるわ、取り回しが命のトリマーにはいただけない仕様となっている。ここは近いうちにもっと柔らかいものに交換するかも知れない。
総合すると、PMR500は癖が強いトリマーだ。安くてハイパワー、だが言ってしまえばそれだけ。アクセサリや交換用部材も結構イイ値段するし。
もし諸賢がトリマーを購入しようとしているなら、マキタのトリマーをオススメする。どうしても予算がクリア出来ないなら、リョービの低価格帯のトリマーをオススメしたい。今挙げたことの大半は起こらないか、そもそも起こりえないはずだから。
※読み飛ばし可能・ここまで※
12時過ぎには作業を終えた。今日は気温で言えば暖かかったらしいが、湿気った風が絶えず吹き付ける中での作業だったので身体は冷え切った。
伸びてきた髪をバリカンで刈り、その後風呂に入る。
風呂を上がってから、夕食用に角煮を作り始める。圧力鍋は久々の登板だ。パッキンが古くなってきているので、爆発するのではと気が気でなかった。
とりあえず角煮が仕上がった時点では2時半だった。
ホームセンターにトリマー類を見に行こうかと思ったが、なんとなくうんざりしたのでやめてしまった。買うわけでもないし。
布団でゴロゴロしながらあえなく入眠。惰眠を貪る。夢は見たようだが忘れてしまった。
起き出したのは7時頃。夕食をとり片付けを終えて今これを書いている。
冷蔵庫の中に買ったはいいがずっと飲む機会のなかったビールが1本あったので、それを飲んだ。ビールはよく分からんが、薄いのも濃いのも好きだ。黒ビールはそれほどでもない。缶の底に、何やら粘ついた結晶状の塊が付着していた。冷蔵庫の中も掃除しなけりゃならんなあ。
本日のBGM…The Strokes - You Only Live Once
閉所恐怖症の人にお勧めなMV。