雑記日記

概ね無職。

2021/02/03の日記

7時40分頃起床。

雪かきをこなし、シャワーを浴びて、だらだらと朝食を食べながらギターを待つ。

 

11時頃ギターが届く。

f:id:itsonlyapapermoon:20210204004533j:plain

Fender Mexico製Vinteraシリーズのテレキャスター。予めビグスビーがマウントされている。

ずっと、そしてなんとなく、テレキャスターが欲しかった。テレキャスターにビグスビーを乗せて遊びたかった。どうせ買うならFロゴのテレがよかったので今の今まで実現はしなかったのだが、例の闇市に状態のよさげな出品があったので、つい買ってしまった。本当につい。魔が差した。

中古ではあるがごくごく美品で、傷らしいものはピック傷程度のコンディションだった。付属のケースの中に値札まで入っていたのは流石に笑ってしまったが…。

 

中古なのをいいことに、試し弾きもそこそこにどんどん改造をする。

f:id:itsonlyapapermoon:20210204005308j:plain

まず気がついたのは、ボリュームにハイパスコンデンサが載っていないことだった。

テレキャスターといったらハイパスだろうが!と息巻いて調べてみると、どうもハイパスコンデンサは年式によって載ったり載らなかったりしているらしい。不勉強でした。だが僕はジャズマスターにもハイパスを載せるくらいハイパスの使い勝手が好きなので、当然載せることにした。

普段ならコンデンサをポン付けして終了なのだが、1000pFのセラミックコンデンサを切らしていたため、急遽スムーステーパーボリューム化することに。本当はFenderの上位ラインに載っているトレブルブリード回路を再現しようと思ったのだが、1200pFのセラミックコンデンサはそもそも手持ちになかったため断念。

結果、スムーステーパーボリューム用としては割と名高いEmerson Customの設計値を流用して組んでみた。470pF(本当はスチロールコンデンサを使っているらしいが、面倒くさいのでセラミックで代用)と220kΩ(本当はPRPの金属皮膜抵抗を使っているらしいが以下略)の抵抗を並列に繋ぐだけである。

音色はそこそこ。確かにボリュームを絞ったときのこもりは解消されているが、僕はもっと「高音でござい」って感じのハイ上がりが好きなので、これはそのうちただのハイパスコンデンサに変更するかも知れない。

 

コントロールパネルを開けると、ボディエンド側のネジ穴がバカになっていることが発覚した。竹箸をサンドペーパーやヤスリで加工し、タイトボンドで埋め、ニッパーと鑿でツライチに仕上げる。ここのあたりはもう慣れたリペアなので、我ながら鮮やかにこなせる(上写真)。

タイトボンドが固着したら穴開け。ネジの下穴は小さすぎても、勿論大きすぎてもいけない。雑にやっていい加工なんか本当はひとつもないんですよ?

 

ついでに発覚したのだが、なんとというかやっぱりというか、キャビティ内に導電塗料が塗られていない。しかしながらテレキャスターはそもそも比較的外来ノイズに強いギターなので、ちょっとアンプを通した感じでは気になるほどのノイズは出ていなかった。すごいね。気が向いたら対策してみる予定ではある。あくまで予定だが。

 

このあたりで試し弾きタイムを取る。

そうこうしている間に5時になったので夕食の準備を始める。今日は豚肉の韓国風ソテー。

片付けをし、多少ゆっくりしてから、改造を再開。

 

f:id:itsonlyapapermoon:20210204012125j:plain

 このテレにデフォルトで搭載されているビグスビーライセンスドのB50ユニットは、軽量でもありデザインも悪くはないのだが、B5と比較するとどうしても安っぽく、見劣りしてしまう。

以前製作したギターにB5を搭載したことを思い出し、「もしかするとポン付けできるのでは?」と思って検索してみたがめぼしい情報はなく、B5の現物を外して持ってきてから、穴位置がずれているのでポン付けはできないことを知った。くそう。

 

ブリッジはジャズマスタージャガーと同じフローティングタイプである。ならば以前ジャズマスター用に買ったが結局外してしまったマスタリーブリッジが使えるはず!と思って持ってきてみたが、これも載らなかった。ミリ規格のスタッドもインチ規格のスタッドも穴に入らず。なんなんお前。くそう。

結局は古式ゆかしいマスキングテープをブリッジスタッドに巻く方法で、ブリッジプレートをガタゼロに設定した。

サドルをデフォルトのスパイラルサドルから、これもジャズマスター用に買って外してしまったレトロトーンピックアップス製のブラスサドルに変更する。ちなみにサドルを946で磨く作業に1時間以上が費やされている。みんなはちゃんとパーツの手入れしとこうね。

 

その他のクリーニング(埃落とし、指板の保湿、ナットの塗膜落としなど)を行い、とりあえず弦を張り直してチューニングし弦高を調整するところまでやったのがこれ。

f:id:itsonlyapapermoon:20210204013518j:plain

アーム先端のキャップは経年のせいか腐れたようになっていたので、B5のものと交換した。と言っても被せただけだが。

しっかり弾いたわけではないのでまだ断言はできないが、ブラスサドルは正解だと思う。妙な共振も減り、テンション感も強くなり、弦落ちもなくなった。

 

明日は諸々の調整の続きと、パーツの買い出しに行きたい。

以下はやることまたはやりたいこと。

  • ストラップピンにクッションが挟まっていないので、製作するか購入。このクッション、最近は挟まっていないギターも多いのだが、ボディの振動でネジが緩み、脱落に繋がることもあるので挟んでおくことをオススメする。
  • オクターブ調整。ブリッジがガタゼロになったのでシビアに。
  • ナットの高さ調整。一般にトレモロユニットの載ったギターでは弦がナット溝に殆ど埋まるくらいで設定するが、高音弦側の削り出しが甘く、溝の谷底に弦が挟まってしまっている。
  • 悪名高きあのちょん切れジャックプレートの交換。ESPやMontreuxからネジ止めタイプが出ている。ルックスを大きく変えずに交換できるのはGood。いつ外れるかとヒヤヒヤしながら弾くのはごめんだ。
  • B5への換装。ただし、サドルとアームキャップを変更したことで割と満足感が出てしまっているため、ここはいじらない可能性も高い。

 

本日のBGM…LFZ - Popsicle