雑記日記

概ね無職。

2021/02/07の日記

10時半頃起床。

ちょっとFO4をやっている間に荷物を受け取り損ねたらしく、不在票が入っていた。

再配達申込をしてから昼食をとる。

 

1時ごろ荷物を受け取る。テレキャスターのジャックプレートと、フレットガード。

 

ジャズマスターは純正のハードケースに入れて保管しているのだが、ケースでかなり弦が圧迫されていることには気付いていた。見て見ぬふりをしていたけど。

持ち運んだり平積みしているわけではないので、それほど問題ないと言えば問題ないのだが、30万円以上するギターなのでちゃんと手をかけてやろうとMontreuxのフレットガードを注文した次第。

ちなみに輸送や移動のためのフレット保護なら、厚手のチラシを短冊に切って弦とフレットの間に挟み、マスキングテープなどで弦にとめてやるだけでいい。これでもフレットへのダメージは最小限になる。それでも良かったのだが、ハードケースを開けて最初に目に飛び込んでくるのが「しらたき50円!」とかだと脱力するので…。

 

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装着するとこんな感じ。

本体は合成皮革だろうか?シックな質感で高級感がある。箔押しのMontreuxロゴもなかなかどうしてサマになっている。

フレットに触れる裏面にはメルトンが貼られていて割と厚みがあるので、指板Rのキツいフェンダー系のギターでは何もしなくてもズレたりしない。勿論、エンド側にベルクロテープが貼られているので固定も可能。

この上からフィンガーイースなどを吹きかけるのは憚られるような仕上がりだ。買ってよかった。

 

装着するためにケースを開けると、調湿剤の交換時期を過ぎていることに気付いた。ペグやブリッジもくすんでいるし、スタンドで放置していた期間があったので各所に埃が溜まっていて、フレットもばっちい感じ。

普段はギターの清掃なんてあまりしないのだけど、今回はピックガード交換も兼ねて清掃した。

 

まずペグを取り外し、946とフェルトバフで磨く。実を言うとここは別にピカピカでなくてもいいと思っている部分なので、主にボタンを重点的に磨いた。

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 左半分が研磨後、右半分が研磨前。結構違うもんだ。Fenderロゴ入りのクルーソンペグはやっぱり格好いい。

 

ブリッジは軽く研磨するだけでくすみが落ちた。ブリッジ周りはかなり詰めて設定してあるので、分解の必要がないのはありがたい。

 

ところで、読者諸兄は覚えておられるだろうか、このピックガードを…。

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 現代の闇市で購入した、どこの馬の骨とも知れないゴールドアノダイズドピックガードだ。

正直、仕上げはかなり悪い。手を切りそうなエッジが立っていたり、アウトラインには金切鋏で落としたままのようなギザギザが入っていたり、スイッチ部分の切り欠きは角が丸く、いかにもルータで抜いただけといった雰囲気。だがFender USAの60'sジャズマスターに準拠しているとのことだったので購入したものだ。

裏の酸化皮膜を落として導通させるようにしたり、アウトラインの凹みを叩き出して直したり、今日も裏側のエッジを落としたり、ネジ穴に軽いカウンターシンクをつけたりなどして、それなりに手間をかけて使える状態に持ってきたつもりだった。つもりだったのだが…。

 

実際に現物と合わせてみると、かなりちぐはぐな作りであることが発覚したのだ。

ネジ穴の皿切りは全般に浅く、ネジが収まらない。ボリュームポットの穴径がどう見てもミリ規格で、リーマーで穴を拡張する羽目になる(他の穴は誤差程度の拡張で済む程度で、おそらくインチ規格だ)。

極めつけとしては、ブリッジアンカーの穴位置が合っていなかった!どう考えても3ミリはセンターがズレている。シ、シドイ。

ボディのネジ穴はズレているだろうな…とは覚悟していたが、ブリッジアンカーの穴がズレているとは…あまりにトホホな作りである。

 

これはおそらくAllparts製のピックガードだと思われる(購入時からバルク扱いだった)が、一体何を採寸した結果こんなとんでもない切り出しになったのか小一時間問い詰めたい

あーあ、安物買いの銭失い、骨折り損のくたびれ儲け、アホが見る豚のケツ。どうしようもねえな。

 

というわけで、わざわざピックガードを交換するためにバラしたコンポーネントは、無事全て元のべっ甲柄ピックガードに戻されましたとさ。ちゃんちゃん。畜生めが。使い物にならないピックガードのほうは、軒先から吊して鳥避けにでもしてやろうか。

そもそもピックガード交換のための清掃だったのに、ピックガードがダメダメだったのでただギターをきれいにした人になってしまった。 

 

そんなこんなでジャズマスターの清掃の続き。

くすんだフレットを磨く。僕はピカールなどで磨き上げたギラギラのフレットより、スチールウールで磨き上げたちょっとラギッドな仕上がりのほうが好きなので(ラッカー塗装相手のマスキングが面倒くさいというのもあるが…)、スチールウールでシャカシャカと磨き上げていく。

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左半分が作業後、右半分が作業前。

写真だと分かりにくいが、スチールウールでつける輝きはコンパウンドのそれより落ち着いていていい雰囲気だ。

磨き上げた後で、指板にオイルを塗る。いいギターのローズウッドは勿論いいローズウッドなので、オイルを入れると真っ黒になる。しっとりと艶があり、素敵だ。マメ科の木はどうしてこうも美しいのだろうね。

 

ブリッジサドル、ナット、ストリングオサエテーナー(このネタ通じる人いるんだろうか…)の裏に例のオイルを塗りつけておく。そもそもこのジャズマスターは殆どチューニングが狂わないのだが、まあ保険だ。塗って悪いものではないので。

 

弦を張り、軽くチューニングして、錆止めとしてフィンガーイースを吹いておく。勿論指板面はクロスなどで保護してからだ。

 

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ボディを拭き上げ、もう一度ケースに収納。きれいになりました。

調湿剤に日付を書き込み、ケースに入れておく。こうすると6ヶ月の使用期限が分かりやすいのでオススメ。

 

片付けを終えると6時。そこから夕食の準備。今日はしゃぶしゃぶでした。

片付けを終え、ゴロゴロしてから今これを書いている。

余裕を見て書き始めたはずなのだが、気がつくと2時間半ほど経っている。最近はちょっとスノッブが過ぎるかな…。

 

本日のBGM…Deep Purple - Highway Star