雑記日記

概ね無職。

2021/03/23の日記

10時半頃起床。

 

起きてすぐ百均に行く。ずっと以前に買ったはずなのだが見当たらなかったワイヤーブラシと、かなりちびてきたフェルトバフの換えを購入。

 

帰りがけにPCショップや楽器店を覗き、スピーカーを探す。モニター用途のスピーカーって、みんな結構いい値段するのね。

 

コンビニで昼食を買い、帰宅したのが1時頃。

昼食をとり、ギターのクリーニングの続きをする。

 

まず昨日の夜に556に漬けたビス類を、1本1本丁寧にワイヤーブラシで錆を落とし、946と956で磨き上げた。

ハムバッカーのマウントビスやポールピースなどはまだ長さがあるのでやりやすかったが、スイッチの固定ビスやピックガードの固定ビスなどは短いので保持が大変だった。

 

磨き上げたビス類を組み直して、全体を軽く磨く。何のことはない、ケンスミスのフォーミュラポリッシュとクロスで拭き上げただけ。

フォーミュラポリッシュはべとつくラッカーにもサテンフィニッシュにも使えてなかなか便利だが、強烈な甘い匂いが好みの分かれるところだと思う。具体的には駄菓子のコーラグミの匂いがする。悪い匂いではないと思うのだが、割とキツいので注意が必要だ。

 

弦を張る前に、ナットなどの弦が触れる箇所やトレモロのナイフエッジ部に潤滑油を塗っておく。

ここには例のフリーダム以下略から出ているオイルを使っている。特に不具合など感じたことはないのでいいのかなと。ロックペグとかが載ったギターでは有意にチューニングの狂いが減ったので効果は十分あると思う。

 

弦を張った完成写真はこちら。

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 うーん、綺麗になった。

ピックガードの白っぽい部分はピッキングによって塗装が剥げているのだが、ここのあたりがライトレリックっぽくて愛着ポイントです。

 

 

ここは好きなことだけを書いて気持ち良くなるインターネットなので、仕様の説明でもしますかね。

 

フロントPUは純正、リアPUはセイモアダンカンのTB-59に換装している。

ジャズマスターにハムバッカーを載せたい人のために一応説明しておくと、こういうエスカッションを自作しています。

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 ジャズマスターのPUカバーにハンドドリルでポコポコ穴を開け、ニッパーなどでプチプチと穴をつなげ、残りをヤスリで削り落として成形するという所謂「ミニ四駆の肉抜き」工法で加工したもの。

相手は薄いプラスチックなので、結構簡単です。試行錯誤しながらやっても2時間くらいあれば作れるんじゃないかな。

ちなみにこれだけだとポールピースやマウントビスが引っかかってPUの下げしろが稼げないので、ボディ側にも落とし込みが必要になる。

これはなんとなくこの辺りが当たるな、という部分を10ミリ程度のドリルなどで何度か彫り込み、余分なところをカッターナイフや彫刻刀や鑿で叩き落とせばいいだけだ。ピックガードの中なんて誰も見ないので適当でいい。まあ今やるならちゃんとトリマーで落とすと思いますけど。

本当はエスカッションを止めるビスにスペーサーを挟むと尚のことよろしいのだけど、そんなことしなくてもなんとかなります。マジで。

 

トグルスイッチはSwitchcraft製のものに換装。取り立てていいとは思わないが、他のものを探す方が却って面倒なので。

 

可変抵抗器はオリジナルの1MΩという値を守りつつ、東京コスモス製のものに変更している。

東京コスモスの可変抵抗器は本当にオススメ。10あるものが10のまま出てくるという印象。音の傾向を一言で表すなら、「もやが晴れる」という感じだろうか。

CTSやBournsも悪くはないが、フェンダー系のギターの可変抵抗器には東京コスモスを使いたい。ネジ切り部の長さが短いので、ギブソン系のギターなどには装着できないのが残念。

なお、ボリュームにはハイパスフィルターを追加している。値は1000pFで、ニチコン製のフィルムコンデンサだ。一般にハイパス用として使われるセラミックコンデンサよりちょっとだけ効きが穏やかで、音楽的な音になる気がする。プレゼンスの減退感がちょうどいいので割とオススメだ。

ノブは東京コスモスの可変抵抗器がミリ規格のソリッドシャフトである関係で、テレキャスターのようなドームノブに変更している。ESPから出ているメタルノブノイズキラーなどは挟んでいないが、気になるようなノイズは出ない。

 

ジャックはNeutrik製のものに換装している。これは高信頼だという理由もあるが、単純に部品箱に在庫があったからという側面が大きい。

僕は国産のジャックもかなり好きだ。抜き差ししやすく、差し込んだ感触が柔らかいのがいい。そもそもシールドケーブルはストラップに挟むし、演奏中に踏んだりしないし、トップジャックのジャズマスターではケーブルが抜けようがないので、全然国産品でいいと思っている。クライオ処理がされたものなども使ったことがあるが、僕の耳では通常品との違いが分からなかった。

 

プリセットトーンサーキットはバイパスせず、そのままにしている。所謂純正の状態だ。

これは散々言われていることだが、僕からも改めて主張しておきたい。そもそもジャズマスターの音は、プリセットトーンサーキットありきで設計されているのだ。

このジャズマスターではないが、一度プリセットトーンをバイパスしてみたことがある。すると、フロントはむやみやたらにブーミーになり、リアはキャンキャンに尖って使い物にならなくなってしまった。

人によってはこういう音を「元気がいい」などと表現するのだろうが、僕には使い勝手の悪い音としか思われなかった。音楽的に洗練されていない印象を受けたのだ。

即座に元通りに配線し直したが、レオ・フェンダーの設計の巧みさには舌を巻くばかりだった。よって、このジャズマスターのプリセットトーンはそのままにしてある。

ボリュームを0にしておいて、キルスイッチとして使ったりもできるので、これは決して不要な回路などではない。ファズなどで歪みを作っておいて、開放弦の絡むフレーズを弾いてみると真価が理解出来ると思う。殆ど壁と言ってもいい轟音の中で、キラリと光りながら決して耳障りではない高域に絡む歪みは癖になる。お試しあれ。

 

配線材などは、基本的に純正のものをそのまま使用している。一部付け替えなければならなかった部分は、Belden製の8503などを使用している。

"など"と書いたのは、実際にはよく覚えていないからだ。古河電工のビーメックスを使ったような気もする。

Beldenのケーブルは内部配線材としてスタンダードになっている感があるが、ジャズマスターのようなギターで全交換するのはあまりオススメできない。ハイファイ過ぎて、音色というものがない感じになってしまうからだ(経験済み)。ちょっとノイズにも弱くなる気がする。

今のところ僕が音色の面で折り合いがつけられるのは、クロスワイヤーなどと呼ばれる布巻き撚り線だ。楽器屋などでも売っている。

何もウェスタン・エレクトリックの線がいいとは言わない。単線だった場合には芯線がポキポキ折れるし、第一みんなデッドストックなので小汚いんだアレ。

実際、可変抵抗器からジャックまでの出力線に使うだけで面白いほど音が枯れるが、枯れた音が必ずしもいい音というわけではない。

配線材は星の数ほどある。是非お好みの配線材を見つけてみてほしい。

 

その他、ストラップピンをロックピンに変更している以外は殆ど純正だ。

キャビティにはノイズ対策として銅箔が貼ってある。おかげでジャズマスターとしてはノイズはかなり少なめだ。

本当にいい音のするギターなのだ。本当だよ。対バンするギタリストの人達は大体褒めてくれた。

フロントのキレがありながらコシが強いクリーン、リアのハイミッドが飛び出す歪み、とにかく弾いていて気持ちいい音に仕上がっている。

 

 

弦を張り終えた時点で5時半。キリがいいので夕食の準備をする。今日は麻婆豆腐。

 

夕食後、片付けをして、多少twitterで遊ぶ。

 

その後風呂に入り、相互フォローの人が配信を始めたのでそれを観ながらこれを書き始める。

酒を入れながら書いたせいか、妙に長くなってしまった。

明日はジャズマスターの細かい調整をして、弾ける状態まで持っていく予定。

 

本日のBGM…bloodthirsty butchers - Jack Nicolson